思考を言語化するドリル

氾濫する川のように流れる情報に対し、浮かんでは消える思考を留め言語化するトレーニング

目指すべきは、沙羅曼蛇のゴーレム。

世代を選ぶ質問だけど、シューティングゲームの『沙羅曼蛇』に出てく『ゴーレム』って敵キャラ覚えてますかね。

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これね。

 

この間、理想のデジタルマーケティングを妄想しながら落書きしてたら、「沙羅曼蛇のゴーレムだ!」って言われて、大笑いしました。

確かに似てる、と。

 

その落書きのコンセプトイメージを、改めてまとめて図にしてみたので説明してみる。

 

少し前まで、デジタルとリアル、とかオンライン、オフラインで区別されてた時代。

 

図1 Web時代のデジタルマーケティング

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特徴としては、

  • フィジカル(現実)とデジタルの世界に明らかな境界があり、
  • オンラインのデジタル、オフラインをフィジカルな世界で、ユーザがオンラインなのか、オフラインなのか判別しやすい
  • ユーザは意識して使い、主に画面によるレスポンスをサービスとして返す。

みたいな世界。

オムニチャネルや、O2Oなどの施策も、この世界の延長線上に生まれた施策なんだと思う。

でも、これからは違う。空気を読んで、先読みして、個に最適化したサービスをリアルタイムに返せるようにならなくちゃ。

 

図2 コンテクストアウェアなデジタルマーケティングの時代へ

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 特徴としては、

  • バイス(画面)を必要とする従来の仕組みはもちろん存在しているが、
  • オンとオフ、あるいはフィジカルな世界とデジタルの世界の境界線はあいまいになる。
  • ユーザをとりまく世界の裏側に、ユーザが意識してなくても、デジタルな世界が繋がってる。
  • デジタルの世界は、カメラ(目)、マイク(耳)を始めとするセンサーを張り巡らし、ユーザの個に必要なサービス、ユーザのコンテキストを理解した上で、画面表示だけではない、あらゆる方法でリアルタイムにレスポンスする。※例えばロボットとか。データに基づく人間の接客なんかも含まれる。

 

この図の右側の部分。絵にするとちょっと気持ち悪いけど、目と耳を触手を伸ばして、フィジカルな世界と繋がろうとしてる脳みそとすごく似てて、そのため、

理想のデジタルマーケティング沙羅曼蛇のゴーレム

という図式になったというわけ。

コンセプトのイメージはキモいけど、 ユーザには正体を悟られずに、エモいサービスを実現したいものである。