自由に生きる、呪いの鎖のほどき方。
大ヒットドラマ「逃げ恥」。石田ゆり子さん扮するゆりちゃんの名ゼリフ
「自分に呪いをかけないで。」
このセリフは、若さの価値を過大評価して、自分自身の未来に知らずと呪いをかけている若い女性に向けて、アラフィフ女性、ゆりちゃんが発したセリフ。
実は、ドラマは見てないんですが、世の中には呪いがたくさんあふれてるなーと感じていたタイミングだったので、グッと来ました。
いわゆる常識や一般論と言われてものって呪いに近いと思うんですよね。
「逃げ恥」でいうと、「結婚して子供を持つのはあたりまえ!」とか、「若いって素晴らしい!」みたいな世間の常識であり呪いに対して、登場人物たちがいったん「No!」と言いつつ、等身大で自分らしい生き方を見出していく、みたいなテーマが描かれてる作品なんだと思う。
(まあ、見てないので推測ですが。)
ただ、このへんの話は、種の保存の観点から、遺伝子的後押しもあるので、かなり強力な呪いだったりはするけどね。(だって、若くって綺麗なのは、脊髄反射的にやっぱりいいって思っちゃうじゃん?)
それ以外にも、会社に行かなきゃ、満員電車に乗らなきゃ、家を買わなきゃ、貯金をしなきゃ、友達、恋人つくらなきゃ、社会を変えなきゃ、まあ、いろんな○○なきゃ、に囲まれて生きてると思う。
○○なきゃ、って思った時に、ふと立ち止まって、あれ?なんでそう思ったんだろう?って考えると、意外と呪いが見つかる時がある。
「あ、これ刷り込みだ。思い込みだ。」ってことがわかると、鎖を解いくことができて、とても自由に考えたり、動けたりできるようになる。
これからのダイバーシティの時代に、自分の中の呪いに気づいて、コントロール下におくトレーニングをすることはとても重要だと思う。
マイノリティは、マジョリティの思い込みから生まれているケースも多々あるから。
あ、でも、その人とにとって人生の目的や生きるエネルギーに昇華できてる呪いは、別にそのままでもいいと思うんだ。ただ、何か苦しんだり悩んでる根っこが自分の中の呪いだったら、外した方が生きやすいんじゃないかな?というだけの話。
ちょっと脳が分裂しそうになるけど、「それって呪いのせいじゃない?」って自分に聞いてみる。アイデアを考えてる時なんか、思い込みを反対にするだけで、新鮮なネタになることだってある。
限られた時間。
気持ちよく、自由に生きれたらこの上ないしあわせである。